説教臭いブログ

中途半端なので、タイトル変えてみた。多分説教臭いと思う。

リーダーと呼ばれる人の仕事

「リーダーのお仕事って何」その1、という感じで、まずはマネージャーとリーダーの違いについての個人的な見解。

 

 

(事前にお断りしておきますと、この文章を書いていてイマイチまとまらないので頭の中を整理しながら書いていて、いずれまた文章書くのがうまくなったら同じようなことを書きたいな、という状態です。
折角読んでいただいて言い訳先行で申し訳ないですが、まだまだ文章練習中です。)

 

これは前職のPMの受け売り、というのが割と大きなウェイトを占めていますが、独自解釈も含めて以下のように思っています。尚、あんまり直接的な表現をしませんがシステム開発について、をベースに書いてます。

マネージャーリーダー
管理することが本業 管理することは副業。本業は別にある
自分は作業しない(方が絶対良い) 自分は先頭に立ってやる
横にいたり上にいる。前だけを見ることはしない それほど遠くない前を見る。でも近くばかりは見ない。時々後ろを見る。上下左右はあまり見ない
エッジは無くても良い 何か突出したものがあったほうが良い
任せる人 任される人
いなくても成り立つ いないと前に進まない。足踏みすることなる
人を育てる 自分が見本になる
メンバーの事を考える 自分の事を考えていれば自然と色々付いて来る
チームのコントロールをすることが目的となる仕事 仕事を進めてものを作り上げることが目的となる仕事

 

あくまで個人的な感覚です。

イメージとしては「リーダー」は先頭に立って自分でグイグイ進んでいく感じ。戦国時代(漫画のキングダムみたいなイメージ)だったりすると、騎馬で先頭を駆けていく将軍みたいな感じで、サッカーならキャプテンで、会社ならカリスマ社長みたいな感じでしょうか。対して「マネージャー」は自分は動かずに指揮をする感じで、戦国時代なら参謀・軍師みたいな感じで、サッカーなら監督、会社なら・・・なんでしょう?状況によりますが、部下を糸であやつれる人、というイメージですね。

 

言いたいことは・・・、両者は方向性も性質も違っていて、延長線上にはないということ。

それと、人の管理をすることは、仕事のできる人にさせることが必ずしも良いことではないこと。

 

当たり前の表現を使うと「PMって経験積んだらなれる、というものではないな。リーダーもだけど」ということです。別に取り立てて言うほどのことでもないですが、特に割りと年配の方は、話をしていてゆくゆくは管理職に、というのがみんなのキャリアの先にある、と思っている方が多いと感じます。トレンドに疎い営業さんとか、転職のエージェントの中でもマニュアル通りに仕事する人も。
5年前ならふむふむと聞いたかもしれませんが、今そんなことを言われたら過去の経験だけで話をしているな、と感じます。

 

プログラマー」とか「SE」とかいう名前のエンジニア職があって、時間が経過して経験を積むと自動的に「PM」になっていくのがキャリアの王道みたいな雰囲気のあった時に、リーダーの次はPM、みたいなこと言われていた気がしますが、改めてそんなのないな、とおもいます。

技術や技術によって生まれるものが商品なら、仕事が出来るひとが管理する側になってしまうと、お金稼ぐ人が減ってしまう。でも経験を積んでいくと、中堅どころになって「リーダー」という立場を与えられて、みたいなのが多そうです。(最近何かの記事で、20台で仕事ができた人が30台になって部下を持って、挫折を味わう、みたいなことが書いてあって、それは結論なんだったか忘れましたが、誰でも通る道、みたいな書き方でしたね)そういう人が次のエースを育てられるか?というとあんまりそんなことはない。仕事できる人は自分で色々と判断できるから仕事できるんだろうし、育てる側の力量がそれほど大きな影響を持っているわけではないでしょう。となると仕事できる=物を作れる、なわけで管理できる、ではない。

 

なんだかんだで、開発スキルと管理能力を一緒に扱っているのが大多数の組織な気がして、とても合理的ではないように思います。たまたま要件定義できるひとが、対人スキルがあってチームをどうにかできるだけで、エースプログラマーとかアーキテクトがメンバーを束ねるスキルを持っているか、というのは、プログラマーやアーキテクトの能力とは全然関係ないので切り離さないといけないです。方向性の違う能力を同時に求めても、本業の能力が十分に発揮できなくなってとても勿体無い。プログラミングとか基本設計とか、要件定義とか、相互関係はあるけれど、少しずつ違うスキルセットで何よりも仕事の性質が違います。

プログラム書きながら進捗管理するのは結構難しい、というか無理。。。

 

ちょっと話が変わって、リーダーとマネージャーについても同じ軸で延長線上には見ないほうがいいと思います。
私は一応、マネージャーとリーダーというのを明確に分けて考えるようにしていて、内容は上に書いたとおりですが、今の自分にはマネージャーはできないと思っています。リーダーは多分得意です。(後述するリーダー像とはちょっと違う感じのリーダーがおそらく自分の得意分野ですが、それは次回以降に)

リーダーはあくまで自分で仕事する/できる人を指していると思います。Lead というのは導く、ということだし先に行って前から引っ張る、もしくは先に行くから付いて来て!みたいな感じですよね。対して、Manage は調整や統率、みたいな意味合いもあるので、横から声を掛けて全体の足並みを揃えたり。

リーダが後ろばっかり見ていると、前にはなかなか進めないし、すぐ後ろを付いて来ている人には物足りないスピードになってしまう。

 

リーダーは自分の能力を高めて、先を進んでいく事が求められる

というのがイメージです。どれだけ先に行けるか?がリーダーに求められるものなんじゃないかと思います。少なくとも自分ならそういう人と仕事がしたいです。

 

SIer主導のビジネスモデルが崩れていて、内製化やアジャイル開発が進み、開発サイクルが短くなってユーザーとエンジニアが近くなっているのが今の状況だと思います。(古い感じの)チーム管理を行う「リーダー」は居場所が無くなっていて、更に管理業自体もリーダーという人の仕事から減っています。開発ができない人は仕事がしにくくなっているんじゃないでしょうか?もちろん、大規模開発や金融系などになるとアジャイル開発が難しかったり「管理」という作業自体が業務の大半を占めている場合にはこのようなコンテキストで話をすることはできません。ただ、これから何かをしていくなら、汎用機からオープン系にシフトして、また何かにシフトしていくことを考え、手狭になっている仕事の仕方は新しく身に着けたいものではないです。

 

マネージャーはやったこと無いのであまり触れませんが、自分が前に行って引っ張りたいならあんまり肩書きにしない方がいいな、と思っています。知りたい方は「マネジメント」とか読んでみてください。(読んでみたいのですが、他に勉強したいことがたくさんあるので手をつけてません。もしドラは読みません。)

リーダーになれる人は、調整能力よりも強引さが必要だと思っています。それこそ、付いてこれなくても気にせずグイグイ前に行くくらいがちょうどいいんじゃないかと。で、調整役を別につければいいので。

 

あとがき?

違い、というよりも結果的にリーダー像について書くことになりました。ちょっと整理された感じもあって、書いてみてよかったです。で、どのような役割を与えるとリーダーが機能してチームが機能するんじゃないだろうか、ということを今度書いてみたいと思います。私の方法論みたいなものも添えて