絵本の読み聞かせで思うこと
土日は子供を遊びに連れて行って、そのまま夜の寝かしつけまで僕がやる、というのが基本パターンになっている。妻は土日の片方で一緒に出かけることもあるけど、3歳の娘と二人で一日過ごすことも多い。
今晩も(寝かしつけ時点で結構眠そうだったけど)妻はお風呂に入り、その間に寝かしつけする流れになった。で、絵本の寝かしつけで今日思ったことと、いつも思うこと。
(全体的にどうでもいい感じの話)
関西(大阪)弁の絵本について
読むのがちょっと難しい本、というのがいくつかあってそのうちの一つが関西弁のやつ。
京都弁、という本はうちには無くて、どぎつい大阪弁(南の方かな)のやつとそこまででも無いやつとがある。今晩読んだのは 「おこだでませんように」 という小学生の男の子が主人公の絵本。
文章が全体的に柔らか目の大阪弁で書いてあって、僕は関東(千葉)の出身なので普段は絵本は関東のイントネーションで読むけど、さすがに「〜〜やったんや」とか書いてあるのを関東の平坦なイントネーションで読み聞かせするのは良くないだろう、ということで関西のイントネーションで読むように、と気をつけている。
大阪弁っぽい感じで読んでみる
妻は京都というか宇治弁(京都弁に大阪っぽいのがすこーし交じる感じかな・・・)だったり、母親が東京の人だったり横浜に来ていたりして、割と関東よりのイントネーションになってきてる。 妻の妹の夫が、枚方の人でキレイな(?)大阪弁なのでそれをイメージして読んでみる。
意識し過ぎるとやたら変な感じになりそうなので関東弁でも同じところは関東のイントネーションで読んで、大阪のイントネーションが分かる箇所は、大阪のイントネーションで読むようにしてみた。
結構、上手い感じで読めたような気がしてきた。上達・・?
妻に報告
「結構ちゃんと読めてる気がするんだよねー」と本を持ってきて読んでみたけど、関東と同じかな、という箇所が妻が大阪弁で読むと全部大阪弁になっていた。
残念。
関東と関西のバイリンガルに近づいた、と思ったけど全然ダメだった。道は長い・・・
絵本では「誰がこのセリフをいうのか」が難しい
別の話
いつも読んでて困るのが、「このセリフは誰が言っているのか?」があとに書かれているので、登場人物に合わせて声を変えて読む、というのがかなり難しいこと。
セリフの書かれ方
例えば「やまんばと馬方」という絵本だとして(内容は適当)
- やまんばはしわがれ声でさけんだ
- 「その馬を置いてけー」
- 馬方はブルブル震えながら小さな声で言った
- 「・・・・・」
みたいな感じで書かれていると、セリフを読むときにやまんばと馬方の声色を変えて読むのができる。
でも、実際には絵本を読むと
- 「その馬を置いてけー」
- やまんばはしわがれ声でさけんだ
- 「・・・・・」
- 馬方はブルブル震えながら小さな声で言った
というように、セリフが先に来て「誰が・どのように」はほとんどがあとに書かれる。 これは、どんな絵本でもこうなっていてほぼ例外が無い。
セリフの読み方
絵本の場合、情景描写は絵で書いてあって、ということでだと思うけど、セリフの掛け合いが多めになるので誰がこれ言ってるのか?が分かりにくいんじゃないか、と読んでいて思う。
ので、(子どもの頃そういう読み方をしてもらっていたのか、弟の読み聞かせを聞いていた記憶なのか、そもそもそういうのなかったかもしれないけど)登場人物の雰囲気に合わせて少し声色を変えて読むと楽しいんじゃないか、と思って読むようにしてる。
実際には、こうした事情で途中で間違えて低い声で読んじゃったってなったりしてややこしいので難しいところ。
最終的には
絵本は何度も同じの読むことになるので(日をまたいだり同じ日に繰り返したり)内容をある程度覚えていって、そのセリフが誰の発言なのか?を覚えてて声を変えるのができるようになる。
文脈で判断、と思うと結構難しくて 1/3 くらいは間違える。
練習が必要な感じになっている。
他の家庭は、どんな感じで読み聞かせしてるんだろう。なかなか難しい技術だと思う。